ARTIST & WORK

大西茅布

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アーツキャンプひのはら(北秋川ゾーン)檜原村

作品名:『ディオニソスの屋根裏部屋 Dionysos Attic』

絵画
自然環境・木造民家・油絵群の相互作用を活かしたインスタレーション

私は絵を描くが、人物の絵がほとんどだ。それも一枚のキャンバスに何人もが登場する人口密度の高い絵を描く。
私は旅行が好きで、年に何度か数週間の時間をかけて旅に出る。私は東京は池袋という人口流動の激しい場所に住んでいるので、日本のどこに出かけても、人間が少ないなぁと嘆息する。
印象に残っているのは、青森市街、夜八時の太宰治下宿先。ベトナム戦争時にはにぎわっていた沖縄歓楽街。津波で退去した宮城の漁村。今は見わたすかぎり人がいないけれども、人の気配が強く残る場所。
山の中で山の絵を描くのは意気消沈しないだろうか。どんなに頑張っても目前の山より美しく描くことは困難だと思うから。私は人のいない場所で人の絵を想う。現実とはかけ離れた人物画だが、どんどんイメージが湧いてくる。
檜原村の廃屋の屋根裏部屋、東京からそう遠くないところで、こんなヒト気のないところは珍しかろう。人間を想うには錬金術ができるかも。

Profile

2003: 大阪生まれ
11歳: 独立展に史上最年少で入選
18歳: 岡本太郎賞に史上最年少でグランプリ
現在: 東京藝術大学油絵専攻3年生

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