ARTIST & WORK

菅谷杏樹

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ヴィレッヂヒノハラ(南秋川ゾーン)檜原村

作品名:山の暮らしを食べる

インスタレーション・体験型作品

作品紹介

私は4年前から山と里の境界で暮らしている。山には美味しいものが沢山あって、食べることが好きな私はそれらをどう調理できるか、どう保存するかに余念がない。
しかし山での暮らしは決して呑気なわけではなく、都市生活では見えなかった現代特有の問題を多く目の当たりにしている。環境破壊や気候変動による自然災害、産業の衰退と人口減少によって荒れてしまった杉檜の人工林、いわゆる害獣と呼ばれる動物の被害。
今作は、そういった問題を、私の暮らしのエピソードをコンセプトに、家の周辺で採れた食材を使って、4皿のデザートにする。会期中の週末、週替わりのメニューとエピソードで、会期限定のカフェとしてオープンする。
山の暮らしを食べ、一緒にこれからを考えることができないだろうか。

制作協力:佐藤草(キッチンカーLiquorice)

毎週末に実際に食べられる体験を実施!

詳しくは作家特設サイト 【ここをクリック】
もしくは本展イベント情報へ 【ここをクリック】

Profile

2019年より東京都檜原村に拠点を置き、養蜂、養蚕、農業を実践しながら、作品を「育て収穫する」と捉え活動している。民間伝承や神話などをモチーフに、人間中心主義におけるの家畜との関係性、異種との未来の可能性を模索する。主に自然物を使用したインスタレーションや映像作品を制作。2022年東京藝術大学大学院美術研究科修了。主な活動に2022年個展「Ambrosia」、2018年CAF賞入選。

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