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11/19(日)あきがわライブストリーム~幽谷のブルーアワーにダンス、イマーシブオーディオ、アートシネマの宴

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展示だけではない、山をアートによるライブ体験の会場としても展開するのが「あきがわアートストリーム」。そのライブプログラム「あきがわライブストリーム」として、檜原村の山紫水明に創造性を触発された、活動の場をどんどん広げている20歳代のコンテンポラリーダンサー望月寛斗と小林萌による、このために制作した、ダンスとデジタルサウンド(増田義基)が響きあう新作『時のスミ 時のハシ』、ヴィジュアリスト手塚眞監督のアート映画『HINOHARA』の上映、アフタートークを開催します。

もし、江戸に幕府がなかったら、東京が首都でなかったら、この秋川の源流、檜原は、本州で一番の奥地になっていたかもしれません。そんな、山ふところの幽玄さに、惹かれた芸術家2組が、この地で新作のパフォーマンスを、映画をつくりました。それを、ブルーアワーそして静寂の山で鑑賞する体験。シアターでは得られない、自然のイマーシブで感じてください。

演目

  • コンテンポラリーダンス『時のスミ 時のハシ』演:望月寛斗・小林萌 音楽:増田義基
  • 映画『HINOHARA』監督:手塚眞 2022
  • ダンスと映画、両アーティストによるアフタートーク

開始日時

11月19日(日)17:00-19:00(16:30 開場)

作品内容

『HINOHARA 』 監督:手塚眞 2022/デジタル/40分

出演 Nourah、芹川有里、他
撮影 辻健司
音楽 赤城忠治、他

東京都唯一の村、檜原村。首都の辺境を3年に渡り取材。古代の原風景から貴重な祭りの情景までをイメージ 豊かにモンタージュしてゆく。時空や意味を映画的に超えたフリーフォームの作品。

『時のスミ 時のハシ』 2023

振付・出演 小林萌 望月寛斗
音楽 増田義基
演出 14.8moon/望月寛斗

檜原村に住まう人々は何を思って生活をしているのか?檜原村の山に住まう動物たちは何を考え生きているのか?
江戸時代から変わらない土地には“人”以外の抗えない理由がある様に感じます。
今作は檜原村の土地が太古から息づく呼吸に目と感覚を向け、村と人と動物がこの先何100年とさらに続く事を祈る作品です。
村にとっての歴史と文化と伝統、住まう人にとっての歴史と文化と伝統、動物にとっての歴史と文化と伝統が互いに尊重し、“共存”では言い表せきれない新しい手の取り合い方を発見する手助けになれたらと思います。

会場

フジの森 東京都西多摩郡檜原村南郷5990-1 ※会場交通WEBサイト【クリック】

会場周辺のアクセスマップ「L」が「ライブストリーム」会場
※ 「4」は「赤い家」会場(ミヤケマイ、石塚隆則作品)

交通

  • 西東京バス「武蔵五日市駅」発 数馬行き 五18/五里18/五里10「南郷」下車 徒歩5分
    ※ 最終の武蔵五日市駅行きは「南郷」発 19:32 が終バスになります
  • 自動車「八王子IC」降りて 45分程度

「あきがわアートストリーム」の「赤い家」の会場との間は徒歩8分程度、渓谷のアート鑑賞もお楽しみください。

入場料

3,000円

事前購入(クレジットカード決済可)は PeaTix での予約決裁を御活用ください
https://livestream2023.peatix.com/

アーティストについて

手塚眞
ヴィジュアリスト/映画監督

1961年東京生まれ。高校時代から8mmフィルムによる映画制作を始め、多くのコンテストで受賞。大島渚、大林宣彦らの支持を受ける。以降、ヴィジュアリストという肩書きで映画、ビデオの監督をはじめ、実験映像やドキュメンタリー等、あらゆる映像メディアで作品を発表している。
また、イベントの企画演出や本の執筆、音楽のプロデュース等、創作活動全般も行なっている。1985年『星くず兄弟の伝説』で商業映画監督デビュー。1991年黒澤明監督『八月の狂詩曲』のメイキング・ビデオを演出。1995年富士通のPCソフト「TEO ~もうひとつの地球」をプロデュース。19カ国で50万本のヒットとなる。1999年『白痴』がヴェネチア国際映画祭(デジタル・アワード受賞)、釜山国際映画祭等に招待される。2001年東アジア競技大会大阪大会の開会式演出を行う。テレビ・アニメ『ブラック・ジャック』を監督し、2006年東京アニメアワード優秀作品賞受賞。手塚治虫の遺族としても活動しており、宝塚市立手塚治虫記念館のプロデューサー、名誉館長でもある。他の代表作は『MODEL』(1987)、『NUMANITE』(1995)、『ブラックキス』(2005)、『ばるぼら』(2019)など。

望月寛斗
ダンサー/演出家
1997年神奈川県相模原市に生まれる。3歳からバレエを始め、中学2年からバレエスタジオDUOにて⽥中洋⼦に師事。2017年昭和⾳楽⼤学短期⼤学部⾳楽科バレエコース卒業。同年から2020年まで⾕桃⼦バレエ団に在籍。複数のバレエコンクール受賞。
大学在学中に高原伸子と小㞍健太によりコンテンポラリーダンスに出会い、2019年以降はCo.山田うんに参加。首都圏での公演やツアー、全国の小学校などでアウトリーチプログラムなど行う。カンパニー作品の他に、辻󠄀本知彦・武本賀寿子・柳本雅寬・山崎広太・ハラサオリ・中村蓉などの作品にも出演している。
主宰する14.8moonでは積極的に集団創作に取り組む。多(他)領域で活躍する作り手とともによりよい関係を育みながら、互いが固有する身体性とその交感を自身と空間に映し出す。

小林萌
ダンサー/振付家
5歳から始めた空手で黒帯をもち、13歳から踊り始める。
大東文化大学在学中にデュオグループodd fishを結成。
2021年Yokohama dance collection competition II にてアーキタンツ・アーティスト・サポート賞受賞。
2022年Duo Dance Festival 招聘・最優秀賞を受賞。
2023年Buddhism dance festival 招聘・グランプリ受賞。
今まで、康本雅子、柿崎麻莉子、梅田宏明の作品、企画に出演。オペラ舞台やミュージックビデオやライブのダンサーとしても活動の場を広げている。

増田義基
作曲家/サウンドデザイナー
1996年生。栃木県出身。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒、同大学院中退。フリーランスの作曲家・サウンドデザイナー。これまでに山田栄二、西岡龍彦、森威功各氏に師事。大学在学中にDAWや音響プログラミングソフトウェアを用いた音楽制作やマルチチャンネルスピーカーによる音響作品の制作、映像・アニメーション・演劇など様々な表現領域での作曲・サウンドデザインを学ぶ。
その後、デジタルインタラクティブサウンドコンテンツの制作業務、Wwiseを用いたAR音響コンテンツの制作業務、イマーシブオーディオの録音業編集務等に従事。様々な表現メディアそれぞれに内在する音の意味や役割を考え、実装する。クマ財団2期奨学生。北千住BUoYスタッフ。
2019年より、合奏集団『かさねぎリストバンド』を主宰。
2022年、音楽アルバム『ビオトープ探して』を発表。

問い合わせ先

「あきがわアートストリーム」事務局
メール:tokyo@creativecluster.jp 現場携帯:080-7851-6060

あきがわアートストリーム

主催:一般社団法人クリエイティブクラスター(キュレーター/ディレクター 岡田智博)

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[地域芸術文化活動応援助成]

後援:あきる野市 檜原村

 

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