作品名:
いきもの好きの 猟をとおした ひのはらリサーチ(かねこ)
村を中心とする野生動物のアーカイブ(松山)
インスタレーション(2024年滞在制作プログラム)
かねこもえは、東京藝術大学の油画の学生であるかたわら、狩猟免許を獲得、ハンターを目指そうとしている。彼女は「どうぶつ」と一緒にありたいと考えながら、村で暮らしはじめる。若い猟師や野生動物の研究者など檜原村で、野生動物とともに生きる多彩な人々と交流を深めながら、猟師への途を修行しながら、作品づくりに明け暮れる。あきる野市には、山の素材で和紙をすく軍道紙があり、立体作品の要素として、紙すきの工房に通い、和紙づくりの修行にも打ち込む。
日々を営みながら芸術を営む、秋川渓谷での本アートプロジェクトのハードコアが、かねこに対して、自然と共に生きるわが国のものづくりのハードコアを修める現場を与えた。
インスピレーションとファクトを与える、檜原村の野生動物たちの毛皮や剝製、骨格たちをもたらしたのは、同じく動物たちとともに生きるために村に移り住んだ、研究者・松山龍太だ。
展示会場:ヴィレッヂヒノハラ