秋川渓谷一帯は、江戸のくらしを支える山の仕事で栄えていました。
檜原村から五日市まで、今も盛んに各集落で行われいる、バラエティに富んだ祭事は、まさに栄えていたことを明らかにしてくれます。
山の恵みを活かし、今なお東京都で唯一の無形文化財として指定されている和紙づくりの郷が、あきる野市の秋川渓谷にあります。
軍道紙という、この和紙は、山で取れた「楮」を使い、粘着剤として「トロロアオイ」を用いてつくる、独自の製法で長年つくられてきた、全て地元の恵みでつくる和紙。今もあきる野の市民たちが、その製法をまもり、つくり続けている、今なお続く山の仕事の素晴らしさです。
「檜原村」のどうぶつをつくる作品の材料として軍道紙を自らつくり修行する、滞在制作作家の かねこもえ さん。
「あきがわアートストリーム2024」の開催にあわせ、通常、多摩一円の学校教育のために平日のみ実施している和紙すき体験のワークショップを11月24日の日曜日(10:30-14;00)まで特別開催、実際に紙づくりを体験できる機会を設けました。
この日は、同じ会場で、檜原村の「うるし」の復興と、あきる野市の「和紙」を使った可能性を勉強しあう「あきがわナレッジストリーム2024」も開催します。
ぜひ、わが国でもなかなか触れることができなくなった、和の手しごとを体験してください。
「手すき和紙体験」ワークショップ
開催日時
2024年11月24日(日) 10:30-14:00 随時開催
会場
あきる野ふるさと工房
東京都あきる野市乙津671
西東京バス・檜原村方面&武蔵五日市駅行「荷田子」下車徒歩5分
(五日市ゾーンと檜原村ゾーンのちょうど中間です。アートまわりに組み込めます)
駐車場も十分用意されています
行き方情報 WEB サイト: http://akiruno-furusatokobo.a.la9.jp/guide/annai.htm
参加料
770円(それに、体験でつくりました「和紙のはがき」の送料をいただきます)
※ 会場で直接、お支払いください。
本ワークショップは「あきる野ふるさと工房」(あきる野市)が主催・運営となります。
お問い合わせは「ふるさと工房」まで 電話:042-596-6000
ワークショップの内容
実際に「軍道紙」の紙すきをしてつくります。
つくるのは「はがき」になります。